某日、大阪NHKホールでポール・ヤングとコリー・ハートのライブを観ました。
本来ならCorey Heart & Paul Youngとコリー・ハートが先にくるライブのようです。
それは会場に行き、コリー・ハートのライブを観ているときに気づきます。
私はポール・ヤングの『Every Time You Go Away』を生で聴きたいためだけにこのライブのチケットを入手しました。
『Every Time You Go Away』は80年代に大ヒットした名曲です。
伸びのあるポール・ヤングの歌声が心に響きます。
それを生で聴きたいと思います。
大阪NHKホールでのライブは初めてです。
座席の設えがユニークです。
私の座席は2階の端寄りで中2階のような位置です。
事前の座席表による想像よりステージが近く、よく見えます。
良席と言ってもよいかもしれません。
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ステージは最初にポール・ヤングが出てきました。
ポール・ヤングのステージ、最後の曲がコリー・ハートとともに。
『Every Time You Go Away』を聴かせてくれました。
ポール・ヤングも歳を重ねたためか、若い頃より声に伸びがありません。
仕方ありません。
歳を重ねたなりの楽しみもあります。
休憩を挟んで後半はコリー・ハートです。
ここでこのライブはコリー・ハートがメインなのだと気づきます。
お客さんのノリが明らかに違います。
80年代の洋楽はいろんな意味で豊かな時代やったと思います。
私は本でも曲でもひとつ好みのものに出会うとそこから深掘りしていき、その作家やアーティストの他の作品を網羅していきます。
その中で好みの曲をピックアップするのに、取りこぼしがあったようです。
コリー・ハートはいくつか耳覚えのある曲があります。
そのおかげで楽しめました。
コリー・ハートは自身以外の曲も披露してくれます。
コールドプレイの『Viva la Vida』を演ってくれましたが、これはイントロから盛り上がります。
他にビートルズの『Let It Be』はピアノの弾き語りで、絶品でした。
そして、コリー・ハートのファンサービスの素晴らしさに感動します。
コリー・ハートの来日を心待ちしていたコアなファンの方からの手紙を手に、そのファンの方をステージに呼び寄せます。
何の予告まなく名前を呼ばれたその方は涙ながらにステージに上がられます。
コリー・ハートはそのファンに向けてピアノの弾き語りで曲をプレゼントという粋な計らいをされます。
何十年来のファンの方には一生の思い出になることでしょう。
他にも随所にファンへの愛溢れる言動をされるコリー・ハートに、彼の人間性を感じます。
本当に素晴らしいライブでした。
ファンサービスに溢れるコリー・ハートのMCはとてもわかりやすいものでした。
私でもなんとはなく理解はできました。
洋楽アーティストのライブに行き、毎回思うのはMCの内容を鮮明に理解できる英語力が欲しいということです。
いつかそんな日がくるでしょうか。