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THE JOSHUA TREE TOUR2019-U2はU2を再認識した日

私たちは THE JOSHUA TREE TOUR 2019、2日め、12月5日に参戦しました。
13時40分頃にさいたま新都心駅に着き、その足でグッズ販売ブースに向かいます。
そんなに混んでおらず、14時前にグッズ販売のテント前の列に並びました。
どのTシャツにしようか3人で話している中、14時すぎにこの日限定の赤いTシャツのsold outが聞こえてきます。
こんなことを言うと叱られますが、TOKYOのフォントがイマイチでダサさしか感じないTシャツがsold outです。
『限定』に弱い心理をついているとしか思えず、これはなかなか商売上手いと感心しました。

取り急ぎ、三人三様、好みのTシャツをゲットしホテルで着替えることにします。

ホテルでしばし休憩後、再びさいたまスーパーアリーナを目指しホテルを出発します。
途中、腹ごしらえをし、18時すぎに会場に到着します。
SS席の入場ゲート、Aゲートはすでに入場が始まっています。
その列に加わります。
最初に手荷物検査がありました。
足元のビニール袋には回収されたペットボトルが入っています。
開封済みのもののようです。
手荷物検査のあとはボディチェックです。
女性スタッフに上着のポケット、ズボンのポケットあたりをタッチされます。
そして、その後、SS席限定グッズを受け取ります。
ボディチェックのあと、2度目のボディチェックかと思ったらグッズでした。
この時点でグッズのことはすっかり忘れていました。

THE JOSHUA TREE TOUR 限定グッズのピック

限定グッズはピックでした。

ここから座席に向かいます。
ファンクラブ(U2.com)先行販売でゲットした座席です。
悪いはずはないと期待します。
しかし、VIP対応であるはずのRed zoneはファンクラブ(U2.com)先行販売の意味がなかったような情報を入手しています。
ファンクラブ(U2.com)先行でゲットしたSS席も少々不安を覚えます。

座席

私たちの座席はスタンド3列目、サブステージのJoshua treeに近い位置でした。
予想を遥かに超える良席です。
こちらはファンクラブ(U2.com)先行でゲットした意味があったように思います。
8Kスクリーンとの距離も近すぎず、スクリーンに映し出される映像も堪能できる席です。
あとは前の2列に背の高い人がこないことを願うばかりで開演まで会場に流れる曲と映像を楽しみました。

ライブの様子などはSNSや他の方のブログで詳細に紹介されています。
そのあたりの知識や知見を持ち合わせていない、単純にU2が好き、U2の曲が好きという私感だけで綴ります。

ライブ前にSNSで見つけた記事があります。
30年前、B.Bキングとともに来日したU2のその記事を息子2人に見せました。
30年前のこのライブに行き、今回はそのライブ以来のライブだと伝えます。
彼らがまだ影も形もないときです。
そのU2のチケットをプレゼントしてくれたのが彼らの父親です。
そして、一緒に行ったのはその友だちでプレゼントした主は行きませんでした。
U2は好きだけれどライブに行くほどではないので、ライブに行くほどU2好きな彼の友だちと行きました。
今回は私が誘いましたが、息子2人も一緒だというのに家で留守番を選びました。
30年前から彼のスタンスは変わりません。
30年前は大阪城ホールでのライブを観ました。
ボノも私も20代後半でした。
あれから30年を経て、U2に逢いに私は息子2人を伴って、大阪からさいたままでやってきました。

THE JOSHUA TREE TOUR

その積年の思いに溢れたのは『with or without you』です。
8Kスクリーンに映し出されるアメリカのデス・バレー国立公園。
荒涼とした山肌が美しく輝く風景を背景に聴く30年ぶりの『with or without you』
横に並ぶ息子2人と聴くその曲にここまでの長い道に思いが馳せ、胸が熱くなります。

THE JOSHUA TREE TOUR - with or without you

物理的に大阪からさいたままでの距離はもとより、時空を超えるほどの時間と道程を繰り返してきて、今ここにいる、その思いに溢れ立ち尽くします。
アップアップした私は曲が終わりどっと疲れを感じます。
ステージでは次の『Bullet The Blue Sky』がラリーのドラムで始まっています。
ライブはまだまだ続きます。
私は大きく息を吸い、再び、U2に対峙します。

THE JOSHUA TREE TOUR - ONE
*スマートフォン動画からの静止画なので画質荒すぎです。
THE JOSHUA TREE TOUR - ONE
*スマートフォン動画からの静止画なので画質荒すぎです。
アンコールを経て最後の『ONE』はステージを照らすのライトが落とされ、オーディエンスが持つ携帯電話のライトが揺れる中、ボノが優しく強く語るように歌います。
オーディエンスも歌います。
会場がひとつになります。
大きなスクリーンに描き出される『日本』の文字。

日本

『日本』の文字が日本の国旗へと変化していきます。
シンプルな国旗がまさにONEであることに気付かされます。

日の丸

すべては終わりました。
U2来日決定のニュースに震えた夜中から半年、待ちに待ったライブはあっという間に終わってしまいました。
私の人生においてナンバー1のライブは1989年のU2、LOVE COMES TO TOWN TOUR1989でした。
それから30年経て、進化し続けるU2が魅せてくれた今回のTHE JOSHUA TREE TOUR2019。
それを息子2人とともに体感できたこと、U2に感謝しかありません。
デビュー以来、メンバーが変わらず(脱退も病気もなく)U2は相変わらずU2でした。
確かに背景には8Kの大きなスクリーンがありましたが、ドラムとギターとエレキ、そしてボーカルというシンプルなロックンロールバンドには変わりなく、良くも悪くもU2はU2でした。
THE JOSHUA TREE TOUR 2019